vol-147 障がい者が地域社会で生活していくという事+必要とされる人間とは~life編~

今年の夏は私にとってとても厳しかった。

というよりも何一つ充実した日々をおくれなかった気がします。

梅雨時期は高気圧で寝たきりで、梅雨が明けたとたん不安定な気圧に襲われ再び動けず…。

人生で一番活動しなかったと言っても過言ではないほど。

そしてただいまもベッド上。

ここ数日間は飲食もままならず生きるって何?

自問自答で答えが出ずしまいには意識がもうろうと。

本日になり自分とパソコンに向き合えるようになりました。

 

というのも体調不良を起こしつつも、気力だけで行動しておりましたがふと立ち止まると自分は何のために生きているのか?

疑問を感じ上司に相談。

返ってきた答えは

「必要とされる人間になればよい」

四肢麻痺で視覚障がい、言語障害。

いったい何ができるでしょうか?

そう。

このブログです。

今年に入っての目標は、月に一度は都内など遠出をする。

週に一度はブログを更新する。

1日4日は外出する。

この3つでした。

7月まではすべてパーフェクトに近い状態でした。

そのおかげか?地元の駅員さんや商店のマダムや八百屋の陽気なおじさんやチャーミングなおばちゃん、少し離れたショッピングモールの店員さんまでもが顔を覚えてくださり重い言語障がいのある私の声が届くほどまでになりました。

 

石の上にも三年とはまさにこのことですね。

まぁ、私の場合は三年ちょっとかかりましたが…

外に出て顔を売ると言っては何ですが、重度障害でも一人暮らしが出来るという事を少しずつでも広まればうれしいなと思いました。

 

 

話は少しだけそれますがそんな矢先のこと。

今の地に住み、最初に顔と名前を覚えてくれた介護とは無縁の人。

それは週に3回特定の地にトラックにて、野菜や果物を山のように積んで昔でいう引き売りしてた八百屋のおじさんでした。

「キヨヲコさん今日何買います?」

というヘルパーさんとの会話を耳にしたせいかおじさんはすぐに顔と名前を覚えてくださいました。

そのおかげですぐに仲良くなり名刺交換をし、Cil所沢のイベント時には、

「所沢市内は道が混むから宅配やめちゃったんだけどキヨヲコちゃんのお願いならしょうがない!届けてもいいよ!!」

と、度々大口のお世話にもなりました。

私の中でのちょっとした自慢。

地元に根づいて知り合いが出来たぞ♪

なんて。

その八百屋さんは気さくで明るく、さすが商売人。

住宅街にトラックが到着後は待ってましたと言わんばかりの人だかりの黒山。

おじさん段ボールの値札を貼るのにてんてこ舞い。

そして客人との軽快なトークの始まり始まり。

このお店はおじさんの人柄で商売が成り立っているんだなぁと痛感いたしました。

いつもの商売している土地以外でもばったり遭遇することがしばしば。

道を歩いていると突然追い越してきたトラックから、

「キヨヲコちゃ~ん!俺だよ。八百屋ぁ。」

何も知らないヘルパーさんは

「誰です!?」

と聞き返されたり、私の家の近所のディスカウントショップで買い物中に突然声をかけられたりとなにかと驚かされました。

 

体調不良によりしばしおじさんのトラックとも会話とも足が遠のき、久しぶりに買い物に行こうと思い一度携帯にて連絡。

いつもなら明るい声で陽気なおじさんが電話に出るはずなのに今日に限って出ない。

忙しいのかな?

と思いとりあえずいつもの売地へ。

やはりおじさんはいませんでした。

その日は少し時間が遅かったため引き上げてしまったのかなと思い家路につきました。

 

数日後おじさんから電話が!

出てみると息子さんで、「父は脳梗塞で他界しました。連絡をくださった方に折り返し連絡しています。」

……言葉に詰まってしまいました。

自立生活始めて第一号の知人がおじさんだけあり、胸にずっしりと重いものがのしかかって苦しい。

数日後ヘルパーさんにおじさんの商売してた跡地近くに買い物を頼み、帰宅した際の一言が胸に突き刺さりました。

跡地には花束や飲み物の山。

そして一枚の段ボール。

「長い旅に出ます。今までいっぱいお話してくれてどうもありがとう。」

夜になりその言葉を頭の中で復唱し物思いにふけていると、目頭が熱くなってきました。

今度会った時は、買うものがなくても、どんなにお客さんがいたとしても必ず声をかけ顔を見せるよ。

約束したもんね。

 

 

必要とされる人。

私はおじさんのように誰とでもすぐには仲良くなれないけれど、少しずつでもいいからおじさんを見習って必要とされる人間になるように頑張るから旅先から見守っていてね。

 

 

 

 

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カテゴリー: life
vol-147 障がい者が地域社会で生活していくという事+必要とされる人間とは~life編~” への1件のコメント
  1. セナ より:

    キヨヲコさん
    素敵なおじさんですね。数多くのお供え物がそれを物語っていると思います。
    きっと、おじさんもキヨヲコさんと知り合えたことを幸せに感じていらしたと思います。
    先月実家の愛猫メリーも旅立ちました。危篤状況にあっても、水を飲もう、トイレへ向かおうと、必死に立ち上がろうと挑み続ける姿を通して、生きること自体に大きな意味があることを教わった気がします。
    既にキヨヲコさんは、沢山の人達から必要とされていると思います。

    • orihime より:

      セナさん
      お互い大変つらい思いをいたしましたね
      私は入院中+施設生活のうちに身内を4人亡くしてしまい、いまだに実感が湧きません。
      それは離れていた分時が止まってどこかで生きている気がするんです。
      自分が必要とされていると自信がもてるように頑張りたいものです。

  2. こころ より:

    初めましてですが、私はこのブログを見て疑問に思います。
    なぜ、必要とされる人になるの?なんで受動的なんですか?私は必要とされる人って別にあなたでなくてもいい人って思ってて、それよりも、自分のやりたいことを追求していくのがいいと考えてます。必要とされる人ってものすごく難しいと思います。なぜなら、誰だって必要とする人なんて、違うから。その上司の人は、キヨヲコさんのことを考えて言ったのかもしれませんが、ものすごく投げやりだと思います。それよりも、あなたがどうなりたいかが大切だと思います。何をしたいのか、どんな人間になりたいのか、それを考える方が圧倒的に大切だと思います。
    もしあなたが誰からも必要とされていないと少しでも思っているなら間違いです。確実にあなたの母親はあなたを必要としています。あなたの存在が必要と感じているはずです。他にもあなたの友達や周りの人がいますよ。だから、あなたは生きているだけで必要とされていますし、わざわざ必要な人になる必要はない!という考えでした。駄文でしたが、失礼しました。

    • orihime より:

      こころさん
      こころさんの言う通りかもしれませんね。
      とても大きな課題ですが、自分の進むべき道を見極め支えてくれる全ての人たちに感謝し生きてゆきたいと思います。

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