vol-134 LIVEは全身で楽しむべし!「ノラ・ジョーンズ」が教えてくれたこと~hobby編~

音楽は「音を楽しむからこういう漢字!」

と二十歳そこらで偉そうに語っていた私。

当時聴いていた曲はもちろん洋楽。

「日本語だと言葉が邪魔をして曲に集中できない。」

などと語ってた私はダンスミュージックを好んで聴いており、英語は苦手だったのでメロディーラインや楽器音を集中して聴いていました。

 

それが年を重ねたせいか今となっては、「やはりメロディーラインと詩があってないのはおかしいし、洋楽を聴くにしろ曲の真意を深く知りたい。」

と思い始めました。

 

学生時代もっと英語を勉強しておけばと思っていても後悔先に立たず。

目はもちろん体全身にハンデがあっては今更英会話学校のドアを叩く勇気も出ず・・・

 

 

それを払拭したアーティストが『ノラ・ジョーンズ』

歌唱力はもちろん声質も素晴らしい!

初めて聴いた時に詩の内容はわからずとも、心震える切なさが全身を走りました。

 

 

ラジオで時折流れる彼女の曲にその都度感動を覚え、引き続きラジオに集中。

するとなんと日本公演開催中ではありませんか!!

残念と思いきや数日後には追加公演の来日決定が!

これは行くしかないでしょ。

 

 

今まで聴いていた音楽ジャンルとはガラリと変わり大人のしっとりとした曲が多いノラ・ジョーンズ。

ジャズともカントリーとも、ポップスとも言えない。

新しいジャンルというか一括りに出来ないアーティストです。

全米では音楽の祭典グラミー賞にて賞を総ナメにしていた実力の持ち主。

私以外にも影響を受けた人が多いのでは?

 

 

公演日は私の大の苦手な春。

季節の変わり目は気圧が不安定で二日前まで寝込んでいた始末・・・。

でも神様はそんな私を温かく救ってくださいました(笑)

 

 

ライブ当日はやや気圧が不安定で通り雨もありましたがなんとか会場へ。

お客さんの年齢層を見てみると、同世代から上が多かったです。

以前マドンナのコンサートに行きましたがそれとは打って変わり落ち着いた雰囲気。

会場に入るとまるで古い芝居小屋に足を踏み入れてしまったかのようなどことなく古臭いにおい。

ステージだって緞帳すらなく、楽器やスピーカーむき出し状態。

これはおそらく派手な演出はなさそうな予感。

それだけ演出よりも実力勝負できる自信がある証拠ということでしょうね。

 

 

いよいよ公演開始です。

ステージ上に現れたノラは黒のロングドレスを身にまとい、颯爽とグランドピアノの前に。

「生の歌声は立体感がありとても素晴らしいなぁ。」

曲が終了するとはじめのうちは客席からまばらな拍手。

照れ屋な日本人気質でしょうか?

曲を重ねるうちに会場の盛り上がりも徐々にUP。

プライベートをあまり公にしないスタイルの彼女らしい控えめな挨拶の繰り返し。

「thank you。」

「アリガトォ」

という挨拶が短いながらも彼女のキュートさが際立った一言。

 

案の定一度も衣装チェンジはありませんでしたが、曲目に応じ、ピアノからアコースティックギター。

エレキギターへと持ち替え歌唱力さながら演奏力もなかなかのもの。

いくら機能のいいステレオで聴くよりも彼女の歌声や演奏力は生に敵うわけありません。

私がたまらなく感じたのは、低音のビブラート。

声さながら私の体全体を震えさせてくれます。

今の時代コンピューター一つでいくらでも音がいじれるなか、悪く言ってしまえば地味な衣装に演出もなく、ここまで集客できるアーティストは私は知りません。

聴かせるアーティストとは彼女のことだなと痛感いたしました。

 

私は視覚にハンデがあるのでその分どこかで補えないかと考えた末、車いすのステップからつま先しかつかない足をそっと会場の床に下ろしてみると歌声や楽器の音が足に響くではありませんか。

新しい発見・楽しみ方に気づきました。

 

最初は観客の拍手もまばらだったのが1曲ずつ終わるにつれ、拍手の量が増えてきている気が。

クライマックスに行くにつれ観客の一体感も一つになるのを感じ視覚障がいならではの五感で、人間観察しとても温かい気持ちになりました。

 

 

新しいジャンルの音楽や様々なことに挑戦してみると、なんだか今まで自分の持っていた考えや価値観が広がった気がします。

年齢を重ねると保守的になりがちですが、いつでも心のアンテナを伸ばし続け情報をキャッチし、自分なりに解釈したうえで豊かな生活が日々送れたら。

と感じさせられたとても素晴らしい時間でした。

 
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カテゴリー: hobby
vol-134 LIVEは全身で楽しむべし!「ノラ・ジョーンズ」が教えてくれたこと~hobby編~” への1件のコメント
  1. セナ より:

    キヨヲコさん
    音というば聴覚で感じると考えがちですが、実際は空気の振動で生じた波を全身で受けているのだそうです。
    たしかに映画の効果音やクラブの音楽はお腹へ響きます。
    キヨヲコさんの楽しみ方は理にかなっていると思います(笑)。今度自分も実践してみます。
    音楽は心のエナジードリンクだと思うのです。心を洗浄し、再び生きる力を与えてくれる不可欠なものです。

    • orihime より:

      セナさん
      二時間の公演でしたが身も心も浄化され、帰りの道中には清らかな気持ちでどことなく余裕さえ生まれてきたものです。
      音楽療法という治療法もある事ですし、日常生活と音楽は切っても切り離せないものですよね。
      地面に足をつけるのはオススメ。
      実はコレその昔CLUB遊びしてた際、スピーカーに体を密着させ重低音を耳だけでなく全身でうけ止めていたのを思い出して、応用したものなんです(笑)
      いつか是非実践を♪

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