vol-116 私が昔の友人と会う理由~voice編~

私は過去は健常者と呼ばれていました。

今はといいますと視力ゼロ、四肢麻痺の全介助という重度障がい者です。

長い施設生活を抜け出し今は障がい者団体に所属し出来る範囲ではありますがお仕事(!?)をさせていただいています。

 

 

久々に社会復帰して感じた事。

健常者と障がい者の壁はかなり厚いものなのだなぁと。

過去に仕事やボランティアなどで障がい者と接したことが一度でもある人や身内で障がい者がいる人は別として…。

 

 

今年に入り何年も音沙汰でした友人数人と会う機会がありました。

 

中学時代から事故を起こす少し前まで付き合いがあった友と再会した時のエピソードです。

友はわたしと同じ地元を離れ都心に住んでいましたが、風の噂で私が全盲になったと聞きつけわざわざ埼玉の私の実家まで足を運んでくれ祖母と話しをして帰ったそうです。

その時連絡先を祖母に託していったらしいのですが後に他界。

再び完全に音信不通へと陥ってしまいました。

ですがSNSを通じ途切れた糸が再び繋がりました。

そして再会の約束へ…。

 

その時は時を忘れ昔話に花を咲かせてとても楽しかったです。

楽しい時間はあっという間。

外は真っ暗、そろそろ帰宅せねば。

CAFEを後にし駅へと向かう道路へ。

すると友人は積極的に

「段差あるよ!降りれるかな?」

「ここ点字ブロックあるね。ボコボコしない?大丈夫?」

と介護未経験にもかかわらずガイドヘルパー並みの案内をしてくれました。

一緒に写真を撮ろうと持ちかけると

「この後ろに大きなクリスマスツリーがあるよ。そこで撮ろう。光見えるかなぁ?」

などとおそらく今までは気にならなかったであろう、ちょっとした段差や風景の変化を気にし的確に私に伝えてくれました。

そのあとも歩きながら他の車椅子ユーザーを見つけると、

「結構多いんだね。三人組の車椅子の人達が通って行ったよ。」

友人はわたしという人間を通し少しづつではありますが障がい者に対して理解を深めてくれているのだなと感じとても嬉しかったです。

 

 

障がい者は障がい者同士だけで固まっている必要はないんですね。

私は地元の人々には今の状況を昔とのギャップがありすぎて関わりを持つのをどこか心の底で、拒んでいたようです。

壁や殻を作っていたのは障がい者当事者だったのかもしれませんね。

 

 

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カテゴリー: voice
vol-116 私が昔の友人と会う理由~voice編~” への1件のコメント
  1. セナ より:

    キヨヲコさん
    心優しいとても素敵なご友人ですね。
    自分も時折、むしろ障がい者である自分が周りに壁を設けているのではないか、差別や偏見を受けるのではと過敏になっていないかと自問自答することがあります。
    それこそ「心眼」で見ることが大切なのでしょう。
    将来そのような見方、考え方ができるような人間に成長したいと思います。

  2. シラムコ より:

    自分にはいろんなところで至らない部分がたくさんあります。
    これからも色々教えてください。

    • orihime より:

      シラムコさん
      おやおや!
      お名前七変化さん(笑)
      こちらこそいつも目やアンテナとなって、情報くださり恐縮しております。
      今後ともよろしくお願い致します。

  3. orihime より:

    セナさん
    まだまだ障がい者社会人として未熟者ですが、外に出て地域社会で生活する障がい者に対して少しでも初めは興味だけでも持っていただけると何か少しずつ変わっていくような気がします。
    寒いからといって引きこもってる場合ではありませんね(笑)

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