年々障がい者の出生率が上がっているそう。
それに伴い中途障がい者の人口率も上がっているそうな。
これは医学の進歩に伴い、救えなかったはずの命が救えるようになったからである。
私もそのうちの一人であります。
これは果たして喜ばしいデータなのか、今の私には首を縦に振ることは出来ない。
一度は目にした三途の川。
それは水彩絵の具で藍色と桜色を水で薄めまだらに描いた実に美しい景色。
そこには朱色の丸太の一本橋。
途中までわたりかけた私は現実へと少しづつ引き戻されたのであった。
それから十数年、家族の支援、友人の応援などでようやく自由は手に入れる事が出来た。
自由とは楽しいことばかりではない。
共に孤独という足枷を嵌められたことでもある。
重度障がい者ともなると手も足も指一本ですら出すことができない。
したがって命の灯を再度吹き消すことすらできない。
これから大事故や、重度の病にならない限りは再びあの美しい川や艶っぽい橋の上を這いつくばる日は遠いのだろう。
これが現実というものだ。
神が存在するかはわからないが、これが現実、与えられた試練なのだろうか。
キヨヲコさん
死の淵を垣間見た人ならではの言葉は深く胸に刺さります。
たしかに人は孤独な存在で、生きるとは幾多の辛く哀しさを経ることてあり、尚更の事、病気や障害を抱える人達の心に響き渡ると思います。自分も圧し潰される恐怖に苛まれることも少なくありません。そのような際、キヨヲコさんのプログを読むと不思議に肩の力が抜けて、今日よりきっとよい明日を信じて、生きてみようという気持ちにさせられます。それではまた失礼します。
セナさん
こんなくらい内容のブログでも元気になっていただけたら幸いです。
例え後ろ向きでいてもセナさんの様な方がいると少しは心が軽くなります。